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通関士について
税関を通す一連の手続きの事を通関手続きと言い、その業務を輸入者や輸出者に代わって行う通関業の専門家の事を、通関士と言います。
そして、勤務先で実際に通関士として従事するには、通関士試験に合格したあと、勤務先の登録通関士とするための確認申請に基づく税関長の確認を受ける必要があります。
通関士の資格は、しかも国際貿易関連の資格では唯一の国家資格で、主に下記のような業務を行います。
・通関手続きの代理
・通関書類作成代行
・関税計算書等の審査
・不服申し立ての代理
・税関に対する主張・陳述の代行
通関士の仕事は、通関手続きが終了するまでの一連の業務の責任を担うということが主な仕事で、輸出入者本人を除き、輸入申告書に記名押印できるのは通関士ということもあり、通関の手続きを行う上では重要な役割を担っています。
通関士の資格試験について
資格名 | 通関士 ![]() |
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資格の種類 | 国家資格 |
受験資格 | 年齢・性別・学歴・実務経験に関係なく、誰でも受験可能 |
願書配布 | 例年7月上旬〜8月上旬 ※受験希望地を管轄する税関で配布 |
願書受付 | 例年7月下旬〜8月上旬 ※受験希望地を管轄する税関に提出 |
試験期日 | 年1回、例年10月上旬 |
試験時間 | 9:30〜10:20 (50分):通関業法 11:00〜12:40 (100分):関税法等 13:50〜15:30 (120分):通関実務 |
試験内容 | 1.通関業法 (択一式/選択式) 2.関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法 (択一式/選択式) 3.通関書類の作成要領とその他通関手続きの実務 ・通関書類の作成要領 ・その他通関手続の実務 (選択式/計算式) |
試験方法 | マークシート方式(択一式、選択式、計算式、申告書作成) |
出題数・配点 | ◆通関業法 ・選択式:10問 35点 ・択一式:10問 10点 ◆関税法等 ・選択式 15問 45点 ・択一式 15問 15点 ◆通関実務 ・輸出/輸入申告書:各1問(計2問) 20点 ・選択式・択一式・計算式:各5問(計15問) 25点 |
試験科目の一部免除 | ・従事年数が通算15年以上:免除科目(関税法等、通関実務) :従事年数が通算5年以上:免除科目(通関実務) |
合格基準 | ◆通関業法:27点以上(60%以上)/45点満点 ◆関税法等:33点以上(55%以上)/60点満点 ◆通関実務:27点以上(60%以上)/45点満点 |
合格率 | 10〜25% ※実施年度によりかなりばらつきがあります。 |
合格発表 | 例年11月下旬〜12月上旬 ※合格者の氏名及び受験番号は官報に掲載されます。 |
受験料 | 書面での申請:3,000円 NACCSでの申請:2,900円 |
試験場所 | 北海道、新潟県、東京都、宮城県、神奈川県、静岡県、愛知県、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県、熊本県、沖縄県 |
試験実施団体 | 財務省関税局 |
管轄 | 財務省 |